さてさて熱狂的なバイク乗りの皆さん、こんにちは。
・・・この時期のあなた方は一言で言うと
「敵」
です。
なぜなら、お盆の時期の数少ないフェリーバイクチケットを奪い合う好敵手達だからです!
まったく、おまいらときたら、ただでさえ少ない同士で、すくないパイを奪い合うんだもんなぁ・・・
たぶん、バイクに乗らない人や、北海道ツーにあんまり興味の無い方々にとっては
「ふぇり~?フェリーって斜陽化してるあれでしょ~?そんなの奪い合うとか・・・w」
みたいな感覚であろう。
ちなみに、北海道と本州を結ぶフェリーは瀬戸内海を渡すフェリーや、関東と西日本を結ぶそれ等と比べて利用客は多い。
そして、さらに・・・お盆の時期については、普段とは様相を異にする。
かろうじて陸路のある九州などと異なり、交通手段の限られている北海道行きのフェリーは日本のバイク乗り達の熱視線を集め、北海道に行くための航路にやったら詳しい人々を作り上げる。北海道病の患者なので無視した方がいい。
代表的な症例として以下のように船の解説をしたりする。
さて、代表的な本州と北海道を結ぶ豪華客船を紹介しよう。私調べの人気順だ・・・
①新日本海フェリー 新潟⇔小樽便
関東甲信越のライダー御用達。朝10時半という極めて早い時間に出航するが、翌朝4時半という、早い時間に小樽に就くために、札幌小樽近郊の渋滞に巻き込まれることなく移動が可能で、なおかつ、到着日を有効に使えるために人気が高い。尚、小樽で妙に豪華な朝食を食ってから北海道を移動する連中や、宗谷岬まで、同じフェリーの人たちと抜きつ抜かれつしたりする。道の駅とかで会うと妙にこっ恥かしい・・・
筆者も、2012の往復でこの便を使った。
なぜか、バイクの荷物を降ろすように言われるが、本体とビス止めしている旨を伝えると、降ろさなくていい事になった。荷物のパッキングに注意して欲しい。
代表的な船は・・・
らいらっく・ゆうかりである。
→新日本海フェリーさん
②商船三井フェリー 大洗⇔苫小牧便
関東地方のライダーにとって台風で「さんふらわあ○○」が欠航!みたいな情報が入ると自分には関与しない便なのにドキっとする事必至な有名フェリー。夕方便と深夜便があり、深夜便はプロのトラック便の方々によくつかわれている。新日本海フェリーよりも便数が多い為、予約が取り易いとも言われている。 しかしながら、東京発の初めての北海道ツーリングに使われたり、首都圏からのアクセスが良いのと、ナンバーをみると、意外と東海地方からの乗客もおり、そのカバー範囲は広い。船の喫水線近くに描かれた、昇る太陽のマークがチャームポイントの「さんふらわあ」シリーズのフェリーで、北海道ツーで使う人には「さんふらわあ ふらの」と「さんふらわあ さっぽろ」がおなじみ。「さんふらわあ しれとこ・だいせつ」は深夜便で活躍中。
さんふらわあのテーマソング(下船時にかかる)を口ずさめる人が近くにいたら、北海道病の重症患者なので感染したくなかったら北海道の話題を振らない事。
2013の北海道ツーリングでは帰りの便でこの航路を利用する事になる。昨年以外は私もこの航路の常連だった。
まったくの余談ですが、去る3.11の地震の際には北海道方面に駐屯している屈強な自衛隊員や車両、支援物資を運ぶ船として活躍しました。また、大洗港も被災し、しばらくの間東京~苫小牧間で運行していました。2011の北海道ツーリングでは被災した港や、にぎやかだった夜の海上が暗闇であり、さみしい気分での航海だった事を覚えています。
③太平洋フェリー 仙台⇔苫小牧便
運賃的な魅力はあまりなく、大洗便とのバックアップ航路として北関東のライダーに人気。大洗便のバックアップだろ~?とバカにすると、この船のヘビーユーザーに叱られ、後悔する事になるので注意を要する。実は船内施設が非常に豪華である事で知られている。特に、「いしかり」がフェリーオブザイヤー(?)なる物の常連で連続受賞しているそうだ。豪華な船旅を満喫したい方にはオススメ。
④ 津軽海峡フェリー又は青函フェリー 青森⇔函館、大間⇔函館
一時期休日高速1000円キャンペーンをやった際に非常に注目された航路。リッターバイクでも最安値で4700円で本州と北海道を結ぶ。理論上は7000円前後で東京~函館まで行ける計算になったらしいが、苦行だったらしい。なお、青森まで陸路を採る物を北海道では「自走組」と言って、一つの勲章としての価値がある。
例)「おっ!足立ナンバーじゃないっすか!東京からですか?フェリーはどちらを?」
「津軽海峡フェリー(青函フェリー)だよ。昨日来たばっかり!」
「うわ!すげぇ!!マネできねぇ!!」
「乗っちゃえば楽ちんだよぉ~!僕のソフテイルなら・・・(云々)」
尚、洞爺丸の事故を起こした青函連絡船は旧国鉄が運行していたので、これらの会社とは関係を異にしています。
⑤太平洋フェリー 名古屋⇔苫小牧
船内の豪華さと、名古屋から北海道に行く為か、中京~関西、果ては九州からのお客さんを乗せて北海道に向かうフェリー。途中で仙台に寄ったりもする。エントランスに白いピアノがあったりするらしい。
⑥新日本海フェリー 舞鶴or敦賀⇔苫小牧or小樽
関西地方から北海道に来る、関西の北海道病の人たちに人気のフェリー。しかし、フェリーチケットが取りにくいのか、なんなのかよくわからないが、新潟まで自走してくる関西組もおり、理解に苦しむ。彼らの気合いの入り様はフェリー内での雰囲気を盛り上げる際に役に立つ。また、新日本海フェリーは関西地方のパントマイム専門学校と提携して若いパントマイマーが乗ってたりする等、船内の雰囲気が船旅っぽい。
※ ANA スカイツーリング
「船が無いなら、空を飛べばいいじゃない」という発想のもとに作られた、飛行機にバイクを乗せて北海道まで行くオフェンシブな方法。当然、私はやった事が無い。金がかかる・燃料抜いたりめんどくさい・荷物が云々~など、制約は多いが、2時間半後に北の大地を走れるという時間的なメリットはでかい。私の周りの使っている人たちはIT長者だったり、やっぱりどこかお金に余裕のある人たちが使っている傾向がある。
尚、新千歳空港はお土産の買い回りがし易いので、飛行機に乗るでも無いのに毎年空港に立ち寄っている。また、空港では、時折スクランブル発進するF15を見る事が出来る。大迫力なので、一度は見ておきたい。
※※なお、これら以外にもわずかながらフェリー航路があります。
よく、有名アーティストのコンサートなどのチケットを「プラチナチケット」と言う事がある。
プラチナ=ハクキン=手に入りにくく、価値が高いというその表現に、この時期のフェリーチケットは該当する。
この時期のフェリーチケットの手に入れにくさは筆舌に尽くせない争奪戦を繰り広げる。
9時に電話オープンでそのちょっと前から電話がつながりにくくなる=回線がパンクし始める。
さて、今年は8月10日、11日のチケットがプラチナ中のプラチナと言っていいであろうチケットだ。
その電話に私も参戦した。
結果は、、、撃沈!
あなたは知っているだろうか?
「車はありますけど、バイクはありません」
「旅客なら大丈夫です」
等といわれる悔しさを・・・
そこで、急遽時期をずらし、北海道バイクツーリングは確定した。
今年はあんまり長くは取れなかったが、これも仕方がないかと思う。
思い返せば、去年。
「これで、俺の北海道ツーリングは終わりだ・・・」
的な事を言っていたのに、プロレスラーの引退宣言並みに無かった事にして、ことしも北海道である。
と言う訳で、負け犬の私は8月6日から8月11日まで北海道を満喫してきます。
次回は荷物他の準備について・・・
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