2013年6月22日土曜日

2012北海道ツーリングレポート①


この日記は去年(2012年)の北海道ツーリングのレポートです。
昨年、ミクシイにアップデートした日記をコピペしてまとめたレポートです。


以下、本編


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いっや~~~!!長かったですよ・・・。今回の旅は・・・。

という事で、復帰直後に会社からお小言を頂いちゃう程の休みを振りかざして北海道ツーリング行ってきました。

※会社からのお小言=勲章



一日目。


朝早くにけたたましい携帯のアラームが俺をたたき起す。会社に行くときも、このアラームに起こされるのだが、今日の反応はおそらく「いつもはいくら鳴らしても起きないコイツがっ?!」って携帯電話も思ったに違いない。




朝、3時。






最終の荷物のパッキングを終え、さらに充電関係の最終調整をする。バッグを付けて重くなったバイクを車庫から出す。さみしい出撃だ。

今回の旅は新潟から小樽に向け出港する。そこで、こんなに朝早くに出撃と相成りました。 新日本海フェリーを使うのは初めてで弱冠ドキドキする。


出発すると、前日までの鬱々とした気持ちがだんだん晴れてくる。旅に出る前の不安や、緊張感が解消されてくるのだ。



ある人は言った。




「最悪な気分の時にバイクに乗ると、5分でその事を忘れる。10分後には機嫌が良くなって、気付いたら鼻歌を歌っている」





結局、新潟に着いたのは7時頃。後ろのパッキングが重たいのと、今回の旅の大テーマ、無事故無違反って言う題目を初日のまだ旅も始まらないうちから反故にするわけにはいかないので、安全運転をして行きました。

ヘルメットに「安全+第一」って書きたい!!とか思ってましたもの・・・だって。



その後、新潟港周辺で旅の買い出しという名の、フェリー内宴会準備をし、フェリーに乗り込みました。


あの、憧れだった、ユーチューブで見たスロープが今目の前に!!!!!!






















船の中ではワインを空け、隣のおばさんと話をし、情報交換という名の、バイク談義。ハーレーの悪口を聴く会、を開催しました。




船はステートBを取った。

初めての船で勝手が判らないので、ちょっと奮発してみた。しかし、やっぱ金満の感じがぬぐえず、フェリーの空気をスポイルした気もする。


ちなみに、ここで、ワンポイント。




ガソリンは新潟港付近で入れておくこと


翌朝は4時半に着岸だ。抜かりはないぜ?ふふふふ・・・











船では金星食、バッチシ!!(珍しい月と金星の食があったのです)




そして、予定通り、定刻に着岸。。。小樽だーーーーーー!!!!!!!!!!!!!



数年前の北海道ツーで行った小樽が鮮やかな青色の空の下私を出迎えてくれました!!



「た だ い ま !」


なぜか、北海道に来るとこのワードが出る。さぁ、いざ、試される大地をかけぬけよう!



二日目・・・


ツーリング本番初日でもある今日は、一気に北海道の最北端まで行けるところまで行く作戦です。一応、目的地は稚内ですが、鏡沼っていう、稚内より若干南でも良い事にしてます。



一気に北に進路を取ると、アクセルを開ける。おんなじこと考えてるやつが多いらしい。フェリーの顔ぶれが多くてなんだか妙に恥かしい。給油とか休憩とかで抜きつ抜かれつ、なんつってね。はずい。


真っすぐ日本海沿いを北上する。


このルートは、日本海オロロンラインという。


北海道を目指すライダーなら、この名称を知らぬものはいないはずだ。


左手に日本海の荒波を見ながらとにかく北上していくルート。時折現れる直線が北海道である実感を与えてくれる。




途中、寄り道を・・・


今年の北海道はヒグマがやったら出ているらしいけど(何と、札幌にも出没しているらしい)かつて大正の北海道黎明期にヒグマによって、7人も死者を出した事件があった場所です。

三毛別羆事件、というこの事件はまぁ、詳細はウィキペディアあたりで調べてもらって(グロ注意)まぁ、ここがすごい場所!

昼前の一日で一番明るい時間帯なのに、薄暗い。クマ出そう。ってか、「このあたりでクマの目撃情報が相次いでいます。お供え物をしないでください」などと看板が謳っている。突っ込みどころ満載だが、突っ込めない所でもある@都会人。




三毛別の惨状のあった場所。北海道開拓悲話の一つだ。


説明書き。内容はグロ注意・・・開拓者の皆さんのお陰で今日の私がいるのだ。

再現されたクマ。でかすぎ。



バイクを停めたり、車を転回させたりできる場所。奥に林道が続いているがオフ車で来ても入る気がしない。 


さらに、さらに、さらに、ここは

「クマ出没注意」
「マムシに注意」
「ハチに注意」


という、いやいや、Cautionを3つ重ねたら、そりゃあDangerって単語にはなりませんかね? っていう突っ込みもむなしく、そして約1m向こうで「ブンブン」等という擬音ではなく「ヴイヴイ」言わせているハチさん。

間違いなく、日本が世界に誇る、世界最大級のハチ「オオスズメバチ」と思われる羽音が耳に届く。


ココであと、クマとヘビが出たら看板の正しさが証明されるわけだが、ひとつ出りゃ統計学的に信憑性のあるデータと勝手に認識、引き上げる。

そこに、「わ」ナンバーのデミオがやってくる。毒毒しいカエル色だが、大丈夫か?「ハチに注意してください」と言うと私は逃げ出した。


といっても、締まってるとは言え、ダート。R1200Rの走破性を信じる。






さて、三毛別を後にして、また日本海オロロンラインに戻る。




最北端に着く前に出迎えてくれるのが、オトンルイ風力発電施設だ。








ここは、北を目指す全ての旅人にとって、そして、オロロンラインを走るライダーにとって、ハイライトの一つだ。


素晴らしい晴天の下で、独特の風きり音を出して風車がまわる。


全身で感じる風は、通り抜け、風車を回す。


昨日まで都会の喧噪にいたのに。あの都会が今でも同じ時間軸に存在しているのが可笑しく思える。


わらっちゃう。





すでに、方角とかあんまり関係なくなる。



そのまま、道の上を走り続ける。



北緯45度のNマーク。オブジェの下部の赤い線がそれだ。

北緯・・・45°


北半球のど真ん中に到着する。


東京が北緯35°だ。地球は広い。まだまだこの先は続くんだ。



都市なんてそれに比べりゃ、ちっぽけだ。




そんな事も考えずにどんどん進む。



サロベツ原野を通り過ぎる。


もう、視界を遮るものは無くなる。



途中、内陸にコンバートする。


お昼ごはんで寄り道をする為だ。


寄るのは豊富の市街。ここで、有名店丸勝亭でかつ丼を食べる。


そして、豊富と言えばおなじみの石油温泉に入る。


携帯で撮ったので画像が歪んでいるが、豊富の石油温泉


微かな石油の香りが特徴だとの噂。


うーむ。。微か・・・ね・・・、建物の前の時点で既に匂っているのは誰かが灯油でもこぼしたからなのでしょーか??不安。


不安は確信に変わる。


もろ石油の匂いの風呂に入浴。ちなみ、モロじゃないお湯も用意されているが、はるばる来たのだ、ここで逃げるわけにはいかない。みみっちぃ貧乏心では断じてない!!


いや、初めての経験だった・・・!














 二日目の後半に続く。


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