2013年7月8日月曜日

最近思った事。

今日は久々にバイクネタじゃない部分で投稿です。

じゃぁ、何ネタ?ウナギネタで行きます。



ウナギが昨年からあんまり獲れなくて高騰しているらしい。


ニホンウナギがワシントン条約に批准されるかも、なんていう報道も聞かれる。

ここで、単純に思った事は、「獲りすぎなんだよ!」って。


まぁ、でも、こんな事について細かく考えてしまうのが私のサガなので、もっと深く考えてみると、当然のことながら、獲り過ぎられる背景には消費量の拡大があるわけだ。


資源保全を考えるのであれば、「じゃぁ、2014年はウナギ禁止年です!」みたいな事(笑)をやれば、資源量が回復しそうな気もする。(食ったヤツ、流通させたヤツ、獲ったヤツに刑罰)

勿論のこと、こんな事やろうものなら、ウナギの養殖業者~ウナギを専門に供させる店、もちろんその周辺の輸送業者なども含めて大打撃(というか、致命傷)を与え、ウナギを食する文化は衰退するに違いない。しかも思ったほど効果が出なかったら、これは浜松湖で暴動が起きるレベルの騒ぎになろう。

これは、やり過ぎな気がする。





そもそも、原因は本当に乱獲なのだろうか。もちろん、原因の一つにはあるのだろうが、その生態もイマイチ判っていないと言うではないか。


判っているのは人間側の事情な訳だが、それはウナギの稚魚を獲って、大きくして、売る。というサイクルだ。勿論、一人の人間でやるわけもなく、中国で獲ったウナギの稚魚を日本に運んで育てたりしているそうだ(そうなると、遺伝子汚染も気になるがそれはそれ)

だが、ウナギの稚魚を運ぶと、死亡率がとても高くなるらしい。そこで、ナマズやピラニアといった天敵を入れてウナギの稚魚を活性化させているらしいが、わざわざ天敵を入れるような致死率だという事なのだろう。
これは裏の取れていない数字だが、天敵無しで運ぶと、8割が死に、天敵を入れると2割が死ぬらしい。


というわけで養殖と一口に言ってもなかなか問題があるようだ。


さて、そんなわけで、消費量は増えているのか、っていう問題を明らかにしたい。

調べてみると、消費量についての統計は無いらしい。



あるのは生産量と輸入量の統計があり、これを単純に足せば一応、消費量?・・・という考え方らしい。(ウナギに限らず、漁業生産物は基本このスタイルらしい)

ここで、参考にしたのが、このサイト・・・ウナギの養殖組合の連合会らしい。


さて、それで見てみると、平成15年のウナギの消費量?というのは・・・11万tほどで、平成24年のそれは3万7千tという事だ。


え?




よくよく統計をみると、国内養殖は21000t→17000tと減っているが、一番の要因は中国・台湾からのウナギの輸入量が激減している事。

両国合わせて、94546t→19496tにまで減っているのだ。

なぜ、台湾や中国からの輸入が激減しているのだろうか?


獲れなくなったのか、だとしたらそれは、乱獲によるものなのか、環境変化によるものなのか。
あるいは現地消費が増えたのだろうか。


もうちょい、考える時間が必要っぽい。










それから、ウナギを考えていると実は人口問題などもついでに考えちゃったので、また機会があればここでちょっと述べたい。




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