2013年4月16日火曜日

釣りバカ日誌の思い出。

三國連太郎さんが亡くなった。

歳も歳だから、近いうちにこのニュースが流れるのは分かっていた事だけど、やはりショックを受ける。




釣りバカ日誌は時々TVで放映されているのを見て、ハマちゃん、スーさん、課長、ミチコさん、ハチ、はシリーズの常連として、役柄や役名を知っていた程度だ。(常務とか専務とか、その辺よく知らない)


幼いころの自分にはややもすれば、散漫な映画だという評価でしかなかった。



そして、学生時代の自分は映画や芸能に興味が無かった事もあり、他の趣味に忙しかった。

車やバイクの免許を取ったり、カメラにはまってみたり、釣りに行ったり、夜な夜な出掛けたりして、忙しかった。



転機は、初めての北海道ツーリングだった。

フェリーでは映画が試写(法律上、上映ではないそうだ)され、海の旅を慰めてくれるのだが、そこで流されていたのが、釣りバカ日誌だった。

帰りのフェリーで、おおよその記録等をまとめた後、飲み物でも買いにラウンジに行き、そのまま試写室に入った事を覚えている。丁度、放映される10分前くらいだった。

試写室は会議でよく使うつりさげ式のスクリーンに音響装置が付いている部屋で、椅子は30席ほどだろうか。私は途中退室し易い場所に陣取り、時間をまった。

放映開始5分前になると、席は満席となり、予備のパイプ椅子まで出される盛況ぶりだった。


そして、釣りバカ日誌18(か17だと思う)が流される。


気付くと、見終わっていた。


スクリーンを前にした観客の笑いなどの一体感が心地よかったのを覚えている。


そして、ストーリーがいちいち笑えて癒された。自分の変化を感じられる映画だったんだ。









三國連太郎さんのご冥福をお祈りします。

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